【九州新人戦】済々黌高校レスリング愛好会が初の全国切符
熊日新聞より
レスリングの全国高校選抜大会(3月27日~29日・新潟市)に、済々黌から55㎏級の森下悠希(2年)が初めて出場する。
「一つでも多く勝ち、支えてくれた人たちに恩返ししたい」と意気込んでいる。
玉名工を22回インターハイに導いた宮本俊晴教諭(59)が済々黌に赴任後に作ったレスリング愛好会に所属。
森下を含め2年生3人、1年生1人が柔道場の一角に譲り受けたマットを敷いた6メートル四方の練習場で活動している。
週一回は玉名工に通い、全国大会を目指す部員たちと練習。そのかいあって、2月の九州新人大会で8強入りし、念願の”全国切符”を手にした。
レスリングの魅力について森下は「練習した分がすぐ結果に出る。教ったタックルを試合で成功させた時が最高に気持ちいい」。指導する宮本教諭は「長い手足を生かした素早いタックルは全国でも通用する」と話す。
初の全国大会だが、緊張はない。「玉名工の部員や先生、愛好会のOBたちにすごい力を借りた。成長した姿を見せたい」と落ち着いた表現で語った。
取材/熊日新聞(樋口琢郎)